あゆみ
-
明治10年 (1877年)
初代 森本安之助
錺金具製作業を創める。 -
大正4年 (1915年)
二代目森本安之助
業を継ぐ。 -
昭和41年 (1966年)
二代目安之助
勲六等瑞宝章受章。 -
昭和44年 (1969年)
森本敏夫
三代目森本安之助を襲名。
代表取締役に就任。 -
平成10年 (1998年)
三代目森本安之助
選定保存技術保持者に認定。 -
平成15年 (2003年)
三代目森本安之助
取締役会長に就任。
森本大隆
代表取締役に就任。 -
平成22年 (2010年) 5月
森本大隆
四代目森本安之助を襲名。 -
平成26年 (2014年) 5月
四代目森本安之助
選定保存技術保持者に認定。
錺金具は、世界最古の木造建築である法隆寺金堂以来
日本の建造物において今日まで伝統的に用いられてきました。
桃山時代になると社寺建築のみならず
住宅建築にも多用されるようになり
装飾性の高いものが使われるようになります。
こうした長い歴史の中で
日本独自の技術・技法が生まれ
実用的・機能的なものから装飾的なものまで
人々の日常生活に深く関わりをもちながら
錺金具は幅広く発達してきたのです。
製作を担う職人たちは機能と美と技を追求し
手仕事による精緻な技術を
黙々と次世代へとつないできました。
その結晶が今日、国宝や文化財などとして
我々が目にすることのできるものなのです。
選定保存技術のひとつである錺金具製作に携わる者として
日本の優れた伝統文化のひとつである錺金具と
その製作技術を絶やすことなく後世に伝え
より良い物を作り残していきたいと考えています。
森本 安之助